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受験相談Q&A

中学校受験

Q.中学受験はいつから勉強を始めればいいのでしょうか。子供はまだ受験の意識が薄いのですが。

講師顔写真
青木勝善

A.親の考えを押しつけては逆効果です。子供と一緒に、中学受験について、私立中学の良さについて考えてあげましょう。

 中学受験生の多くは、中高一貫の私立中学を目指す。「私立中学の多くが指導方針を明確に打ち出しているので、教育環境を両親と本人が選べるという利点があります。中学で何をやりたいかという目標を持てば、受験も楽しくなります」と青木先生。

 「その目標が、『制服のデザインが気に入ったから』というような、大人からみるともっと真剣に考えて欲しいと思える事でも、決してつぶさないように。子供の動機を意欲につなげてあげることが、受験成功への秘訣です」

 受験に取り組み始める時期だが、よく言われるのが小4から。「4年の段階では、大半は保護者の意志が優先していますが、高学年になるにつれて子供の意志が強くなり、その強さが合否を左右する要因になっているようです。子供の意欲次第、思い立ったらすぐ始めることが大切。いつから初めても手遅れということはありません」。

 受験の進め方は、安易に受験テクニックに走らないこと。「できれば、6年間の基礎事項を5年でしっかり押さえ、6年の1学期には整理を終えて、基礎力を徹底的に身につけることが大切。過去の入試問題に触れていくのは6年の夏休みからで充分です」

 ただし、入試が特殊な一部の学校については入試対策が必要。進学塾の先生に相談すると良い。「家族全員が受験をするというコンセンサスを持つことも大切。そして、12歳のチャレンジに心から応援してあげることが大人達の役割です」

Q.夏期講習の取り組み方を教えてください。

A.夏休み中は通しで基礎学習に徹しましょう。

「5・6年生の範囲を総復習し、今まで断片的だった知識をどれだけ体系的に整理できるかが勝負。そのため、夏期講習は期間を区切らず、通しで基礎学習に徹すること」と語る。

 今まで使用してきたテキストをできる限り繰り返すことをすすめるとも。

「演習形式のものや入試問題を解くことも必要ですが、基礎事項を体系的にまとめたテキストを一冊、集中的に解き上げることです。志望校別対策は、受験校がしっかり決定し、基礎力が磐石になった後で十分間に合います。飛び交う情報に惑わされず、基礎力養成に最重点をおいた学習が夏期講習を生かすポイント」

 また、夏は子供達の受験への「動機づけ」をする絶好のチャンスとも。「小学校の生活自体は受験を意識させるものではありません。目標が同じ『同志』が通う塾の生活の中で、子供達は『受験する』意欲を高めます。特に、まとまった時間を『受験生』だけで生活することができる夏期講習はまさに受験に向けて全員のベクトルを揃える最高のチャンスです」

 その意識を盛り上げるために当塾で実施するのは、夏の合宿での「志望校勝利宣言」と、六年生対象の午前中からの教室開放。

 「生徒・両親・塾の講師、この三者が『三位一体』となり目標を一致させた時、生徒達の合格する力『合格力』は最大になるのであり、そのための機会が、夏なのです」

小学校受験

Q.親のプレッシャーを強く感じてしまいます。子供の細かい事が気になり、口うるさく言ってしまうのですが…。

講師顔写真
青木節子

A.ご両親が“おおらかな気持ち”で受験に向かうことが大切です。

 小学校受験。ともすれば「お受験」等と称され、無関心の父親を尻目に、母親が子供の状態も顧みず突き進む…とイメージされがち。「小学校受験の成功の秘訣は、家族全員が“受験する”との共通認識をしっかり持ち、子供の状態にあわせ、最低でも1年間と時間をかけて取り組むことです」と、幼児部の青木節子先生。

 小学校受験の合否の決め手はペーパー問題を解くだけの「学力」ではない。

「志望校によって差はありますが、合格する生徒は、年齢相応の一般常識はもちろん、臆せず自分を表現する“表現力”、集団の中での“協調性”等、性格にも起因するような能力を持ち備えています」

 そのため小学校受験の指導は“学校別傾向対策”を行うと共に、全校に共通する“全体像育成”、さらには、なぜ自分が受験するのかという“目的意識”をしっかり育てた上で、“言語力”“功緻性”等の能力も養成する極めて専門的指導が主体になる。

「母親の心構えは、どうしてできないの? なぜやらないの? といった、子供を萎縮させるような一方的な非難は極力避けることです。また、母親の不安はすぐに子供に反映します。志望校を一緒に見学したり、家族で触れ合う時間や、何でも話せる相談相手を見つけたり、先生とのコミュニケーションを取りながら、“おおらかな気持ち”で受験に向かうのが一番です。そういう意味では、受験の中でも最も“心の力”“家族の力”が試される受験ではないでしょうか」

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