中国オフショア開発拠点のブリッジSE育成プロジェクト
日本企業の中国オフショア開発における課題点
日本企業にとって、中国におけるオフショア開発の目的はコストダウンでした。しかしながら、今まで多くの企業において、思うような成果が得られていないのも現実です。その大きな原因の一つは、日本企業の中国人SEに対する誤解と、企業文化の違いに起因する中国人SEの日本企業への認識の違いです。
日本企業の中国人に対する誤解
- 日本企業側の誤解
- 「日本の方が中国よりすべて上」という驕りの心 (仕事を出してやっている)。
- 中国人は西洋人に比べて顔、言葉(漢字)が日本人に似ているため「他の面でも似ている、あるいは同じ」とつい誤解している (日本語が堪能=日本文化に精通と誤解)。
- 中国人SEの認識
- 商習慣の違い、特に開発途中に発生する顧客の要望による、仕様変更についての日本企業の対応は理解ができない。結果としてSEの志気低下を招いてきた。
- 中国人にとって日系企業で働くことは、即ち給料が高いということに直結する。そのため、つい他の会社からのより高い給料のオファーに乗り、転職してしまうことが多い。
中国人SE・日本企業の両者にとって克服すべきこと
- 中国人SEへの指導
- 日本企業では日本の企業文化・商習慣に従うという心構えを徹底指導。
- 日本企業では技術能力だけでなく、日本人とのコミュニケーション能力が何より大切ということを徹底指導。
- 企業の利益に貢献して給料が支払われるということの徹底指導。
- 雇い入れる日本企業へのご提案
- 中国人SEの能力、特に最新の言語においては日本人以上のものがあることを素直に認める。
- 現代の日本文化と中国文化は全く異なるとの認識をまず強く持つ。然る後、その違いを埋めるための企業努力を惜しまない。
- 採用時のミスマッチを極力少なくし、採用プログラムと採用後直後のコミュニケーション研修を徹底する。
プロジェクトの内容
以上の観点から、次のようなプロジェクトを実施しています。
- 採用前に大連訓練学校で6ヶ月間、コミュニケーション力集中特訓の実施。
- 採用決定後、御社の実務に併せた実務訓練の実施。
- 採用後3ヶ月間を育成期間と位置づけ、徹底したOJT研修を行い、中国人SEが御社に適応できるまでの責任指導。
以上のプロジェクトによって育成された人材こそが中国本土に戻り、日本企業の商習慣と企業文化を熟知した中国オフショア開発現場におけるプロジェクトリーダとしての役割を果たすブリッジSEとなり得るものと確信いたします。
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